前回に引き続き、当院で行っているホームホワイトニングについて、実際の症例をご紹介したいと思います。
以下の患者さんは、喫煙歴が30年でしたが、禁煙に成功したのを機に「全体的に歯を白くしたい」と言うご希望でした。
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治療開始前:全体的に日本人の平均色度のA3〜A3.5より黄色味がかっているA4でした。
上の中央2本の前歯は表面に詰め物がしてあるため白くなりませんが、ホワイトニング終了後に色度を合わせて詰め替える予定です。 |
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A2週間後:A4 → A3.5 ほぼ毎日行っていたそうです。痛みやしみる症状がなかったため、ホワイトニングジェルの濃度を上げて続けてもらいました。
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B7週間後:A3.5 → A3
前歯の詰め物との色度に差がでてきたため、ご自身でも白くなっていることが実感でき、「続けようという気持ちにつながっているようでした。
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C11週間後:A3 → D3
黄色味が抜け、透明感と白さが増してきました。このころから下の歯もホワイトニングを始めました。
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D17週間後:D3 → C2
「白くなると思うと、気を付けて歯磨きをするようになった。」とのことで、歯肉もとても良い状態が続いています。
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▲治療前 |
▲治療後 |
ホワイトニングを行ってみて、喫煙習慣のあった方でしたが、ほぼ毎日ホワイトニングを続ける努力をして頂き、透明感のある白さにすることができました。
「禁煙に成功したから」と言う動機や、色度の変化が分かることにより、患者さんのモチベーションを維持できることを感じ、患者さんとの会話を通して生活背景やお悩みを把握し、同じゴールに向けて専門的な立場からのお手伝いをしていきたいと思いました。
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